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書籍1 精神医学講義ノート

書籍1. 精神医学講義ノート 第6版
(精神保健福祉士受験版)星和書店2018

1998年2月教授から「99年1月第一回の精神保健福祉士国家試験が行われる。ついては養成校(厚労省関係の専門学校)で精神医学の講義をするように」との話があった。新しい国家試験ができたとき何が一番大切か分かるだろうか。実は受験資格のある人を養成することが一番重要である。そのため当時の厚生省から教授に養成校で教える医局員を派遣するよう要請があり筆者が教えることになった。
大学にいるとこんな仕事も回ってくる。以後25年この国試と関わってきた。最初は教科書もないのでシラバスとレジメを作り講義毎に配っていた。三年経ったところで本にしたのが「精神医学講義ノート」である。既に6版になり、2万部近く刷り現在は三省堂オンデマンドで購入することができる。

出版した理由は書籍コードの獲得。複雑怪奇で評判の悪い書籍の流通であるが書籍コードがあれば日本中どこでも定価で手に入る。講義範囲のページを伝えて予習しておいてもらえれば全国どこでも授業を始めることができる。この本を使い看護師、理学療法士、作業療法士、公認心理師の国家試験の精神医学対策の授業を行い効果があった(と思う)。

写真でわかるように筆者の本は付箋に話す内容が細かく書いてある。そのため授業が始まるといきなりイタコのように話始める。

目次は類書とかなり違っていて国試の出る順に教える。具体的には統合失調症、抑うつ性障害、双極性障害、認知症、薬物療法の順になる。既出国試の枝問をそれぞれの疾患に分類すると出題頻度がすぐに分かる。単元の最後に既出国試問題の枝問が集めてあり頻出の疾患が一目瞭然である。

「これでは足りない。しかしここから始めるしかない。」というのがこの本の存在意義である。

25年教えていると色々な事がある。第5回の国試は不適当問題が合格発表の8ヶ月後に判明し124人が追加合格になった。筆者が教えた学生は100人中8人が不合格だったが2人が追加合格となった。4人に1人は1点足らなかっただけという試験の厳しさを感じた。

最近では千代田区社会福祉協議会の成年後見人養成講座で講義をした。講演会、勉強会にこの本を使えば目的に合った授業をオーダーメイドで行うことが可能なので連絡いただければ相談に乗ることができると思う。

精神医学講義ノート 第6版
精神医学講義ノート 第6判